Archive for category 2.益子焼・陶芸
暑い陶器(多治見)
ものすごい暑さが続きますね。
さすがの甲子園高校球児も集中するのが大変そうです。
きょうでお盆もおしまいです。
岐阜県多治見で国内最高気温40.9℃に
因んだ陶器祭りがおこなわれたそうです。
【岐阜新聞】市制70周年を記念した美濃焼の産地ならではの企画。ランプシェードは希望した市民の手作り。3年前に記録した国内最高気温40.9度にちなみ、409個が堤防に並んだ。
2010年春の益子陶器市
昨日で陶器市終了しました。
いつもどのようにカウントしているのか?ですが、
陶器市 4月29日(木)〜5月5日(水)
総来場者数、 549,487人
とのことです。
みなさまお疲れ様でした。
出展は益子町観光協会です。
食器
食器
しょっき
食事に用いる器具。狭義では,椀,茶碗,皿,鉢,杯,グラスなど,特に食卓で使う飲食用器と,神,スプーン,ナイフ,フォークなど飲食用具をさす。広義では,これに加え鍋,釜,すり鉢,包丁などの調理用器具,保存用器具,食膳,盆,重箱なども含む。ここでは狭義の食器のみをとりあげる。
飲食用の器具には,食事を共にする何人かが共同で使う共用器と,各自が使う銘々器とが区別できる。日本の現代の食器でいえば,湯飲み用の土瓶,煮ものなどを盛りつけた大鉢,サラダの大皿などが共用器,飯茶碗,汁椀,小皿,湯飲み茶碗,神などが銘々器である。現在では,欧米,中国,朝鮮半島ほか世界各地の食事で共用器,銘々器が併用されている。しかしアフリカ,西アジアの牧畜民,農耕民のあいだでは共用器のみを用い,銘々器を使わない食事が広くみとめられる。日本の縄文人をはじめ,世界の先史時代の食料採集民の古い段階の土器には,本来,共用器も銘々器も存在しないらしい。新しい段階(後・晩期)の縄文土器,海外では先史時代の農民の土器には共用器が存在する公算も大きい。ヨーロッパでは,ローマ時代の赤色土器(テラ・シギラータ)に共用器,銘々器がともに存在する。しかし中世に入ると銘々器は姿を消しており,その後半になってようやく再現した。16世紀後半,フランスのモンテーニュは南ドイツに旅して,めいめいが杯をもって飲むさまに一驚と書き残している。〈最後の晩餐〉をテーマとする絵画のうち,古いものには共用器のみで銘々器を欠くもの,パンを銘々皿として代用しているものが多い。中国ではおそくも漢代に共用器と銘々器を併用し始め,朝鮮半島ではおそくも三国時代以来,両者を用いている。日本では弥生時代末ころの高杯(坏)(たかつき)や鉢が銘々器の可能性があり,《魏志倭人伝》の諏豆(へんとう)(高杯)を食事に用いた,という記事との関連も興味深い。須恵器出現(5世紀)後,土師器をも含め坏,皿など銘々器は全国的に普及した。
世界の食器を通観して日本の食器に特徴的なのは,銘々器に誰々のもの,と所属が決まっているものがある事実である。銘々器は各自が使うものであるから,飲食が始まると終るまで他人は使わず,〈一時的な属人性〉が認められる。しかし,形,文様や記入した名前などによって他と区別可能な器を特定の人が使うことが認められていることもある。この〈恒常的な属人性〉がみとめられている銘々器を属人器とよんでおく。日本では,飯茶碗,神,湯飲み茶碗が属人器であることが多く,朝鮮半島では,飯碗,汁碗,神,匙が属人器にぞくしている。中国および欧米には属人器はない。ヨーロッパではナプキンおよびナプキンリングに恒常的属人性を認めているところがある。このほか,スリランカでは飯皿,台湾南東方の蘭嶼ではトビウオ料理をのせる木皿,モンゴルでは携帯する鉢,ナイフが属人器である。朝鮮半島における属人器は,飲食にあたって飯や汁を配る順序のめやすに有効という。日本の属人器もその役割を果たしてきた。西日本および朝鮮半島においては,葬式の出棺に際して戸口のところで飯碗を割る儀礼がある。属人器をもつ社会にのみ通用する儀礼といえよう。奈良平城宮の土器には,他人の使用を禁じる墨書をもつものがあり,属人性の主張をしめすものとして興味ぶかい。ローマ時代の軍団駐留地の銘々器にも名や記号を刻んだものがある。いずれも集団生活が営まれる場所で食器の混同を嫌った所産である。16世紀の近畿地方の漆器の椀には名前らしい文字を記したものがあり,また当時の飯用木椀が属人器だったことを示す記録もある。しかし,属人器の存在が顕著になる動機のひとつになったのは,銘々膳(箱膳)から共用膳(食卓)への転換であった。また木椀から陶磁器の茶碗への転換も文様の種類の選択が可能になるなど,属人器の発達をうながす動機となったといえよう。
出展 世界大百科事典
益子焼
ましこやき【益子焼】
栃木県芳賀郡益子町から産出する陶器。一八五三年(嘉永六)大塚啓三郎が大津沢に陶土を発見、創窯したのに始まる。当初は水甕・片口・擂鉢(スリバチ)などを製したが、次いで土瓶・火鉢・茶器・花瓶などを産出。近年は民芸風をもって知られる。
落合 杜寿子 陶芸家
Ochiai Toshiko
技と自然の織り成す美しさを
落合 杜寿子 略歴
1954年 東京駒込に生まれる
1977年 武蔵野美術大学卒業(陶磁器専攻)
1977年 目白陶幻倶楽部勤務
1978年 成井立歩先生に師事
成井恒雄先生に師事
1979年 益子町に築窯・独立
【展示会出品】
伝統工芸新作展、伝統工芸武蔵野展、
クラフト展、亜細亜現代美術展、栃木女性百人展等
【個展】
渋谷東急本店、日本橋東急、
益子・やまに大塚、益子・壺々炉、笠間・きらら館
【二人展・グループ展】
銀座松屋、吉祥寺近鉄、つかもと作家館ギャラリー、びんろう、
ヤマハギャラリー、ギャラリー小川、大日山美術館等
↑zoom↑
窯とともに
↑zoom↑炎や、気象状態などを見ながら、じっくりと焚きこみます。
↑zoom↑灼熱の窯から立ち上る、美しい炎。 薪をひとくべごとに釉が溶け始め変化していきます。
窯変クライマックス!
益子町中心部から北東にある落合さんの工房を訪ねました。
窯の設置に都合よく、窯の煙が隣家に影響しないように考慮された、小高い丘の傾斜地にあります。
そこには登り窯、穴窯、丸窯、錦窯、炭窯、角型窯と大小6つの薪窯が据えられています。
落合さんは、蹴ロクロで成形し、メロン灰や梨の灰・トマト灰・卵の殻・シジミ・アサリ等、自然の灰から作った釉薬を使い、薪の炎で作陶を続けています。
窯は、数百束もの薪を使って焚きます。
窯焚きは、登り窯はあぶりを入れ4日、穴窯では5日から6日ほど焚きこみます。
登り窯で焼成した作品を、穴窯に詰め再度焚きこみます。窯変を狙って塩を50kgほど投げ込んだり、炭を入れたりします。
炎が絵を描いているようです。
窯変を楽しむ
塩釉作品を焚く窯の内部を見せていただきました。
その内壁レンガは、緑とも青ともつかない黒っぽい虹色のような艶をもって輝いていました。
食塩蒸気がもたらす陶器の美しさと、窯のレンガをも変化させる性質が、表裏一体の力であることを実感します。
落合さんは、技と自然の織り成す意外性を、意図する狙いから取り出す。窯変する作陶を楽しんでおられるようです。
照葉樹や広葉樹の林がぐるりとめぐり、少し下ったところには小さな沢があって、初夏には水芭蕉が咲くという工房の環境は、ものづくりのインスピレーションと、絶えることのない作陶の合間のひとときを補うものではないかと感じました。
お客さまに向けて
~ 落合 杜寿子メッセージ ~
薪窯にこだわり26年。
同じ作品はふたつとありません。
季節・湿度・風などの自然現象により、焼き上がりが違います。
一瞬一瞬の美しさを形に出来ればと思い作陶しています。
大地と炎の作品をお楽しみいただければ幸いです。
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益子陶器市
毎年、春秋あわせて約50万人の人出で賑わう陶器市。
共販センター・陶芸メッセなどを中心に、町内各所に約500軒の売店・テントが出店しています。
2009秋色益子陶器市
今年のテーマは
「酒器」です。
■開催期間
10月31日(土)~11月4(木)
■開催時間
午前9時頃~午後5時頃まで
半澤 淳子・小田 マリ 陶芸家
楽しく、自由ニャ、創作人生ニャン
・ここほれニャンニャン窯
半澤 淳子
・そこほれニャンニャン窯
小田 マリ
↑zoom↑
小田マリ 半澤淳子
私と淳子さんは、お隣さんでした。
(そのころは、近所の可愛らしい主婦でした。今では・・・)
いつしか淳子さんはネコを作り始めました。
いつものように、幼なかった子を連れて遊びに行くと、粘土をドン!と渡され「作ってみな!」と言われました。
「いつか子どもたちが手を離れても自分の世界をちゃんと持っていられますように」
それが、私の創作人生の始まりでした。
淳子さんは、私の作るモノに対し、自由にさせてくれました。
お互い笑わせたり、驚かせたりするのが楽しくて、いつの間にか私たちのネコを楽しみににしてくださる人たちが増えてきました。
年に二回の益子陶器市でいろんな人の
笑顔が見えます。
声が聴けます。
ぜひ益子陶器市にいらしてください。
いろんな作家さんや、作品に出会って、生活を楽しんでほしいなと思います。