きょうNHKニュースで、厚生労働省の
労働時間規制撤廃(ホワイトカラーイグゼンプション)の
審議状況がながれていました。
ホワイトカラーイグゼンプションは、一定以上の年収がある人を対象に
1日8時間以内が原則の労働時間の規制を外そうという制度で、
働く時間は自分で決められる反面、いくら働いても残業代は支払われません。
というものですが、
わたしが前に勤めていた会社は、
だいぶ前からこれに近い制度を導入していました。
ホワイトカラーの一部の専門職以上は成果主義を取りいれ、
残業代はなくなった代わりに、
労働時間はフレックスタイムのコア時間帯だけが決められた労働時間でした。
その間、景気停滞が長期化するにつれ、
顧客や他社との整合性を取るとか、職場のモラル向上とかいう理由で
フレックスタイムは事実上なくなった経緯があります。
今回のホワイトカラーイグゼンプションは、
経営者は労働者を柔軟に雇用できる反面、
労働者は日本的職場慣習の足かせが、
重くのしかかってくるのではないかと心配です。
一日何時間というのは時代に合わないと思いますが、
すくなくとも一ヶ月何時間以内みたいな歯止めがないと、と思うのです。
先日、ある作家さんのところに伺ったときに、
薪窯で使う薪があちらこちらに積みあがっていました。
その作家さんは、まだまだ薪割りが残っているから、
手伝っていってよ。と冗談まじりに言われました。
薪割りは確実に仕事の量に比例して、
積みあがっていきます。
焼き物焼成には薪の絶対数は必要ではありますが、
薪の量だけでは、
作品の歩留まりや、出来具合は決まらないところが難しいところです。
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